お久しぶりです!
今回は意外と知らない、観たことがない方も多いんじゃないかな?「ポカホンタス」です
!テンション上がりますね!笑
ポカホンタスといえば、ディズニーで初めて実在の人物を扱った作品で、実在のポカホンタス(本名はマトアカで、ポカホンタスというのはアダ名だったそうです)の歴史的な逸話や同族間の神話、伝承を元に作られました。
さらには、ディズニー映画では珍しい完璧なハッピーエンドではない作品で、ポカホンタスとスミス(イケメンのイギリス人)は心は結ばれますが距離的には離れ離れに・・・
(でもスミスの命と自分の部族の為の決断でそうなった訳だから、とっても現実的でマトモな選択の上での結末なのでは?それはハッピーエンドと言えないの?って感じ)
ディズニー側としてはこの「ポカホンタス」を看板作品として位置づけたかったみたいですが、実際はうまく行かず(歴史的で少し難しい内容の為子供の人気が出なかった、人種差別だなんだと色々問題があった、単純にそれまでの王道プリンセスの物語やメルヘンな作品を求めていたファン達からしたらガッカリ・・・などなど理由はたくさん)商業的なヒットは「ライオンキング」や「美女と野獣」とは劣りました。
でもでも、まあ私はインディアン側でも白人側でもないので単純に作品を観た感想なのですが、とっても素晴らしい映画ですよね!ね?
まず、アホみたいなメルヘン恋愛脳のお姫様ヒロインじゃない!(これ重要)
スピリチュアルな部分は普通に原始的な部族なら当たり前にあるし、現状維持ではなく常に全ては変わり続けていること、人間(自分)も変化し続けていくことが必要なことに気づいていて、(あーポカホンタスは向上心もあって賢いし美人だしぶりっ子しないしいい子だーいい子だー)ってなりました。
多分これにはディズニー側もいつもと同じようなお決まりのお姫様物語だけじゃなくて新規開拓したい!もっと違うこんなものも作れるよ!という気持ちも入ってるんじゃないかなー?
美術的映像的な部分の感想は、
・とにかく人物の表情や細かな動作が表現豊かで観ていて面白い(舞台を観てるみたい)
・ポカホンタスの黒髪のなびき方がシャンプーのCMみたい(に美しい!)
・劇中の歌でも「風の色は何色?」って歌ってるけど、風の表現が多い(船、水、木々、髪、精霊たちの描写等)
って感じです!まだまだあるけどなんとなくでしか表現出来ないので割愛!
風の表現は一番注目して欲しくて、描かれているもの全てにちゃんと風があるというか、風を感じれるというか・・・
ほーんとに細かい服や髪や木々や水の揺れで透明な風が見えるくらい表現されてるので、余裕があれば二回、三回観て人物だけじゃなくてその周りにも注目して欲しいです!
あと、金を掘るシーンの総督の歌を聞いてて思ったのが、(総督ってほんとは孤独で可哀想な人間なんだなー)ってこと。
「スミスは誰からも好かれるけど私は嫌われ者」「だから栄光が欲しい」
つまり、地位や名誉やお金が手に入れば、みんな自分を見てくれるはず!っていう気持ちだよね。うーん、考え方は寂しくて可哀想で好き!でも悪い道の方に総督は行ってしまったから最終的には悪で終わっちゃう。(犬を連れてるのも寂しくて孤独だからだと思うんだー)
ディズニーの悪役ってよーく言動とか背景とかみると同情出来る部分共感出来る部分出てくるから憎めないんだよなー
「ポカホンタス」は王道なお姫様が好きな人からしたらちょっと観る気持ちになり難いかもですが、観てみるとすんごいすーっと物語の中に入れるし、興味深い面白いシーンも歌も多いので、観たことのない方にはぜひ観て欲しいです!すごく感動します!
(ポカホンタスのアトラクションとかディズニーランドに欲しい!あったらおもしろそー!)
ポカホンタスがとにかく美人だし・・・♡笑
では、次回をお楽しみに♪
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