2016年7月21日木曜日

アラジン 原作との比較

こんばんはー( ´ー`)ノ 


今回は、ディズニーの「アラジン」と原作の「アラジンと魔法のランプ」のストーリー上で異なる点を比較していきます。
ディズニーのアラジンを詳しく知りたい方はこちら 

それでは、私がディズニー版と異なると思った7点について紹介します。
今回の比較に使用した文献↓↓↓
佐藤正彰訳 (1954)『世界少年少女文学全集27 東洋編3 アラビアンナイト』  創元社



1設定
ディズニー版では、アラジンには両親がおらず、相棒のアブーと二人で生活していますが、原作では、アラジンとアラジンの母親の二人で貧しい生活を送っています

2ランプが欲しい者
ディズニー版では、アグラバーの国務大臣であるジャファーが魔法のランプが欲しくて、アラジンに魔法の洞窟に取りに行かせますが、原作では、アラジンの叔父であると嘘の情報を言ってアラジンに近づいたマグレブ地方の奥地からやってきた悪い魔法使いのマグレブ人がアラジンをだまして火のついたランプを取りに行かせます。

3ランプを取得した後
ディズニー版では、アラジンが魔法のランプを得た後、アブーが大きなルビーを盗ったせいで洞窟が崩れますが、洞窟で出会った魔法の絨毯に乗り、入り口までたどり着き、落ちてきた岩に絨毯がつぶされ、アラジンは入り口にしがみつき、ジャファーが、ランプを先に渡せと命じ、渡したところ、入り口から突き落とされ、洞窟は崩れ、アラジンは洞窟に閉じ込められます。一方原作では、宝石とランプを持って穴倉の入口に戻りますが、マグレブ人は早くランプが欲しいのに、アラジンが宝石の中にランプがあり、穴倉で出すのは危険なので、自分を出すのに手を貸してほしいと反抗したため、マグレブ人が態度を変え、それを見ていたアラジンはマグレブ人の気持ちが鎮まるまで穴倉にいることを決め、それを見ていたマグレブ人は、腹を立て、アラジンを追いかけることもできないので、罰として、穴倉の入り口をぴったりとふさぎ、アラジンを閉じ込めます。

4ランプと指輪
ディズニー版では、ランプをこするとジーニーが出てきますが、原作では、マグレブ人がアラジンに渡した指輪をこすると出てくる魔人とランプをこすって出てくる魔人の2人の魔人が登場します。

5願い事のできる回数
ディズニー版では、3回までですが、原作では、制限なく何回もできます。

6結婚
ディズニー版では最終的にはジャスミンが好きな人と結婚するということでしたが、原作だと結婚は姫の気持ちではなく、姫の父である帝王が、献上品の物が高価であればあるほど姫と結婚させるというものでした。また、姫は、大臣の息子と一度結婚しており、アラジンとは再婚ということになっています。

7ディズニー版ではないシーン
原作にはディズニー版にはない話が多くあり、姫とアラジンが結婚した後も話が続いています。

a原作でアラジンに偽って叔父だと言って近づいたマグレブ人を指輪の魔人に願って得た麻酔薬を入手し、姫をつうじてマグレブ人に麻酔薬を飲まさせて死なせました。


b姫が子どもを授かるように巨鳥ロクの卵を眺めれば治癒すると評判の聖女に聞き、アラジンはランプの魔人にロクの卵を入手するよう命じましたが、そのロクという鳥は魔人たちのボス的存在なため魔人は怒りますが、聖女の助言であるということを伝え魔人の怒りを抑えました。しかし、その聖女は、マグレブ人の弟で兄が死んだことを恨み、ロクの卵も魔人を怒らせるための策略で、それがわかるとアラジンは聖女の首をはねます。その後は、子宝に恵まれ、アラジンは帝王の後を継ぎ、幸せに過ごしました。


原作は結構ディズニー版と異なっているので読んでいてとても面白かったです

しかも、ディズニー版では優しいアラジンがまさか原作では、人の首をはねるなんてΣ(゚Д゚)

皆さんもぜひ原作も読んでみてください!



次回は人間像です。
 
                     アブー








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